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趣味の部屋

Grasshoppa!
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男たちが趣味のために借りた、とある部屋。おのおの趣味に興じる中、仲間の一人が失踪・・・そして新たな事件の幕開け。男たちの楽園は、疑いと諍いの修羅場と化す。彼らが最後にたどりつく結論とは、趣味の部屋の真実とは・・・?
2013年初演された脚本古沢良太、演出行定勲の舞台再演『趣味の部屋』を観てきました。出演者5人と行定監督のアフタートーク付きの回でした。
アフタートークでも他の役者さん(戸次重幸、原幹恵、川平慈英、白井晃)にさんざん言及されていた“中井貴一劇場”と呼ばれる独壇場は、皆さんおっしゃるとうり、落語の達人やウッディアレン(というよりジムキャリー?)のようなスタンダップコメディアンを彷彿とさせる素晴らしいものでした。
また、最後四人が戻ってきて、それぞれの演技を語り合うところの虚実皮膜な感じが素なのかこれまた芝居なのかの境界を行ったり来たりしていて良かったです!そしてさらにその終演後のアフタートークがそのシーンと意図せず入れ子構造になっていて・・・。
古沢作品では、映画『キサラギ』、行定作品では、映画・舞台『パレード』を連想させる風味もあり、エンターテイメントとしてお腹いっぱいな楽しさ満載でした。東京はPARCO劇場にて3/29まで、その後地方10公演をまわるそうです。是非オススメです。(K)

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