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2015観た映画③『恐怖分子』
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1986年に発表されたエドワード・ヤンの幻の傑作『恐怖分子』。今回日本での劇場公開は1996年以来のデジタルリマスター版とのこと。19年ぶりに劇場で観た感想は「1シーンも覚えてなかった…」カサヴェテス『ラヴ・ストリームス』を25年ぶりに観た時は、「1シーンしか覚えてなかった…(ラストの嵐のシーンね、馬連れてくるとこ)」ので、さらに退化した映画記憶力…。本当に観たのかオマエ、と自分に問いましたが、当時劇場でポスターを買ったのでそれは間違いない。今回感じたのは、空間の使い方が絶妙にうまくて、それは光の意匠がすごいからなのかと思う。人物がいない、空舞台が良くて(写真参照)やっぱエドワード・ヤンって好きだわ、(覚えてなかったくせに)これまた伝説の『牯嶺街殺人事件』(DVDが存在してない)の権利を本当かウソか、スコセッシが獲得した!という噂もあり、4時間版を是非劇場で出来ればニュープリントで観たいものです。(K)
あ、そうそう『恐怖分子』って『テロリスト』て意味だったのね…。