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2015観た映画⑪『海街diary』

Grasshoppa!
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やっと遅ればせながら『海街diary』観ました。原作マンガは吉田秋生先生の大ファンなので1巻発売時に買いましたが未だ開いてません。でも映画観終わったら読みたくなりました。もう、というか、まだ最新6巻?
で、映画はというと…すごい好きでした。好きすぎて写真集と前月号のSWITCH特集号買ったくらい。事前にまったく内容理解してなかったので、割と否定的な気分で観に行ったのですが、(なんか広告的な「スライス・オブ・ライフ」な表現だったらヤだな、と思ったのです※このへん誤解なきよう、このこと単独でまたUPします)素晴らしかったです。濁ったオヤジの色眼鏡で見ていて、ごめんなさい。小津だ、向田だ、と比較されたりするものは、基本ジャンルが日本の伝統芸能であるホームドラマなので、色々あろうか、と。それは今回置いといて、観ていて『自然光のように』『カメラ意識させず』『衣裳ではなく役者が撮影現場に着てきたような』『食べ物のシズル』『4姉妹のアクセサリーの付け方』『劇伴のつかず離れずの寄り添い』etc…というすべて“自然な、なり”のように見せるプロの高い意識が画面・音響の隅々から響いて、脱帽です。これフィルムネガで撮ってポジ起こして、ポジスキャンしてるんですね、ポジ撮影だとラティチュードが狭い(露光の範囲が狭い)からですかね?たぶん、そうなんでしょう。日本家屋の暗い部屋内(室内から)から外の庭抜けが、トビもせず、暗部落ち過ぎず、うーん尋常ならざる狙いの画。しかもその意図を感じさせない凄みですね。だって肉眼で見ているままに観えるんだから!写真集の装丁も私好みのBruce Weberパターンでやんすしね。邦画では、めずらしくブルーレイ買うかもな。そして、『阿修羅のごとく』&鎌倉好きの母に観せてあげたい映画です。(K)

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