夏休み映画真っ盛りですが、いつも通り観るのが追い付かず、今さらながら『マッドマックス　怒りのデス・ロード』を。面白かった～サイコー！以上。でいいような気がしていたのですが、どうも味わいが残りすぎる。一部では新しいフェミニズム映画？的な論争もあったと聞いており、メイキング本を買ってみました。書店もamazonも売り切れで、ようやく手に入った次第。本もざっくり読んで、あらためて何故この映画がこんなに味わい深いのか考えてみるに、やっぱりビジュアルコンセプトが徹底的に考えつくされているからだと、思い知らされました。凄いセンスのいい知性が集結して作った映画らしい映画だと思います。皮肉とかパロディ的要素とか自己卑下とかがあるＢ級アクション・バカ映画では全くないですね。全部本気で全部ガチ。志が異常に高い。なんか映画の可能性を感じました。（Ｋ）