だいぶサボっていた罪滅ぼしに、鑑賞時系列を遡って映画紹介します。

『かぞくへ』（春本雄二郎監督）。長編初監督作品とのことですが、オリジナル脚本・演出共にソリッドかつ、リアルでエモーショナルでした、素晴らしかったです。男の友情と現実の葛藤もさることながら、結婚を目前に控えた男と女の情け容赦のないリアルにも心震えます。『ケンとカズ』を思い起こしていましたら、その小路監督と春本監督の上映後トークショーがあり（知らずに行った）、オリジナル脚本の起こし方、演出意図などとても興味深い話が聞けました。また両監督のキャラクターの違いも微笑ましいものがあり、勉強になりました。ユーロスペースで4/14（土）〜4/27（金）再上映が決定したとのこと。この短期間での凱旋上映は異例と思われ、反響の大きさがうかがえます。是非観て下さい。しかし近年日本の若手監督演出のしっかり度はすごいものがありますね….イーストウッド（ちなみに今87歳）並みだ….なんでなんだろう？…..オレが知らないだけで、画期的な新しい演出メソッドが開発されたのだろうか….なんて、戯れ言ですが、それを人は才能と呼ぶのだ!!!（Ｋ）