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映画『モリのいる場所』☆☆☆☆☆

Grasshoppa!
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映画『モリのいる場所』は、30年間一歩も家の外へ出ることなく、庭の生命を見つめ描きつづけた伝説の画家・熊谷守一(通称モリ)の晩年を実際のエピソードとフィクションを交え、沖田修一監督(『南極料理人』『横道世之介』)が描いた作品です。下のネコの絵、見たことある方も多いかと思います。この画描いた人が“モリ”です。この映画の良さを伝えたくて、場面写探したのですが、ワンビジュアルで伝えるのは無理です。なぜかって素晴らしい映画って、時間の概念が提示されてるから。劇中に画を制作中のシーンは一切出てこず、ある意味、画の題材と完成した画の間に横たわる、創作の時空間を描いているともいえます。終盤、アピチャートポン・ウィーラセータクン(『ブンミおじさんの森』)的展開がアリますが、(賛否あると思われるが)それも好ましかったです。そしてモリそのものの山崎努さんはもちろんのこと、往年の久世ドラマを観るかのような樹木希林さんが、大好きです。もうあのボケっぷりがたまらない。まだまだ絶賛上映中、オレ的パルムドール、マストシー!!!!(K)

kumagaimorikazu

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